marriage ring 741


結婚指輪
K18ホワイトゴールドxダイヤモンド
K18イエローゴールドxダイヤモンド
指輪づくりを担当する主人は、安曇野生まれ、安曇野育ち。
ずっと山に囲まれていたので、風景に山がないのは、なんだか不思議な気がするんだ、と出会った頃に言っていました
(出会ったのは留学先のカリフォルニア、、、山のない場所だったのです)

海のそばで育った私は、いまいち、その言葉がピンとこなくて、
ふうん、と生返事でした。

結婚を機に、長男である主人の家のある安曇野に引っ越してきて、毎日、山を眺めて暮らすようになり、最近、主人の言葉がわかるような気がしてきました。
山の形で、なんとなくの方向がわかる、、、というような感覚。

やっと、私も”信州の人”になってきたのかもしれませんね。
最初は慣れない土地で大変なことも多かったけれど
(食べ物も、風習も違うし、はじめは友達だって一人もいなかった!)
今では、風景にも生活にも友達にも恵まれ、
生まれ育った海のそばの街と同じくらい、安曇野が好きになりました。

さて、今回は、そんな山をモチーフにした、オーダーメイドのリング。

***

お二人の共通の趣味は山登り。
彼女さんは、県外の方でしたが、山に登るためによく信州を訪れていたそうです。

お話をするうちに、デザインのヒントがみえてきました。
思い出の場所は、燕岳(つばくろたけ)また、新居は北アルプスのよく見える場所。

なるほど!ひらめきました。

北アルプスの稜線をシンプルな指輪に彫り込んだらどうでしょうか?
燕岳に、ダイヤモンドで印をつけたら、デザイン的にもかわいいかもしれません!

お二人とも、私の思いつきを気に入ってくださり、まずはデザイン画をおこすことに。

ところが。

ネットなどで、稜線の資料を探しても、なかなか、いい画像がないのです。
いろんな場所から、美しく北アルプスと燕岳が見える場所を探してみました。
結局、最終的には、アルプス公園の展望台が一番!ということがわかり、、、
そこからの山の眺めをスケッチして、稜線を描くことになりました。

描いたデザイン画を、おふたりとも、とても気に入ってくださり、
そのまま、原型製作へ。

彼氏さんはホワイトゴールド、彼女さんはピンクゴールドをチョイス。
ダイヤは、山頂に入れることに。
ちょうど燕岳の上で輝く星のようにダイヤモンドが光るリングになりました。


彼女さんは、ちょうど指輪の完成のころに、県外から彼の住む北アルプスをのぞむ場所へ引っ越してこられたそうです。
これから、毎日眺める北アルプスの風景が、そっと指先にも。
出来上がった指輪をはめて、とても嬉しそうに喜んでいただけました。

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